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世界遺産グランドキャニオンでキャンプ。友人との出逢い。

朝日に染まる大地

アメリカの世界遺産と言えば!

そう、グランドキャニオンです。

グランドキャニオンにはノースリム(北側)とサウスリム(南側)に分かれておりますが、ロサンゼルスやラスベガスからの交通の便もあり9割の入場者はサウスリムを観光するようです。日本からのツアーもサウスリムがほとんどです。

しかし、今回私達は車でグランドサークルを巡り、先日まで北はアリゾナの砂漠地帯に居たわけで・・・

ともぶ「やっぱノースリムかな、近いし」

ダイ「やっぱりノースリムやんな!行ったこと無いし。」

ともぶ「そうやね、みんなが行ってない方に限る!サウスリムも行ったことないけど」

ダイ「俺あるで!昔」

とも「えっ、なんかヤな感じ。」

という話をしながらカナブから車で約2時間のドライブ。

カナブ(ザイオン国立公園)方面からはUS-89AからJacobLakeへ出る。たった2時間でアリゾナの砂漠地帯から標高2,000m級の亜高山帯へ行ったかと思うと、背の高い木が・・・・

木が・・・・

山火事後

焼けてる!

かなりの広範囲で焼けてる!

実は山火事を防ぐために野焼きをするらしいのだが時にそれが広がりすぎる事もあるようです。

さて、そんなこんなな山道をどんどん突き進むとグランドキャニオン国立公園の入口に。

車での入場は1台25ドル。

入場口のスタッフ「入場券持ってますか?」

ジョナサン「はい、国立公園パス」

入場口のスタッフ「はい、どうぞ」

ダイ「ジョナサン、サンキュ!」

実は後部座席にジョナサンとリンダが乗ってます。

つい30分ほど前パーティーに加わりました。

JacoboLakeでグランドキャニオンに入る準備として、ガソリンスタンドに寄った時の事である。

数十メートル先でヒッチハイクをしているカップルがいました。

そんな2人をよそに車はどんどん素通りしていきます。

ともぶが買い物している間、結構大変そうだなと見ていると、その男性と目が合いました。

するとこちらへ歩いて来るではないですか。

男性「グランドキャニオン行きますか?」

ダイ「いくよ」

男性「乗せて行ってくれませんか?」

ダイ「いいよ。」

という事で加わったのが、ノルウェー人カップルのジョナサンとリンダです。

2人はアメリカを自転車で横断中だそうです。そしてグランドキャニオンではノースリムからサウスリムまで渓谷を2.3日間かけてハイキングするRim to Rimに挑戦するため自転車は置いてきたとの事でした。

そして宿もとってないしキャンプサイトも予約いっぱいで取れなかったけど行けばなんとかなるかなと言うことでとりあえずヒッチハイクをしていたようです。

とてもイカしたカップルだったのですぐ意気投合しました!

そして、私達の取っているキャンプサイトを一緒に使うことにしました。

(アメリカのキャンプサイトは普通に1クラス分くらいテント張れるんじゃないかとうくらいめちゃくちゃ大きです)

キャンプサイト

こんな感じです。このエリアが1サイトです。

キャンプ駐車場

とにかく無駄に広い!

青空ランチ

前日ウェールマートで購入した20ドルのミニテントを張ります。

テント準備

ダイ「ともぶ手伝ってや!」

ともぶ「どうやるかわらないもん」

ダイ「テントぐらいやったことあるやろ?」

ともぶ「・・・ない。むしろキャンプって初めて」

ダイ「えっ、初めて?初めてって今までキャンプしたこと無いってこと?」

ともぶ「うん」

ダイ「じゃ、初キャンプが海外?」

ともぶ「うん」

ダイ「じゃぁ、初キャンプが世界遺産?」

ともぶ「うん」

ダイ「じゃぁ、初キャンプがグランドキャニオン!!」

ともぶ「うん」

ダイ「ある意味スゴイな!」

ともぶ「ダイちゃん結構なれてるの?」

ダイ「いや、俺もあんま無いけどさ・・・1・2回?(笑」

と、なかなか不安なコンビですが、なんとか無事テント完成!!

テント完成

他の方はキャンピングカー&巨大テントといった装備の人達ばかりで、グランドキャニオンまで来てこんな小さなテントの方は見当たりませんでした。(笑

ちなみに私達の次に小さいテントだったのがジョナサン&リンダカップル!(笑

まずは情報収集

ノースリム・ビジターセンター

ノースリムの情報が全てあつまるビジターセンターへ。

森のなかを散策したり星空を見たりするレンジャープログラムに参加するのもここ。

グランドキャニオンの地層

グランドキャニオンの勉強をするのもここ。

うん、コロラド州が長い年月かけて侵食して・・・・・。うん。

そしてビジターセンターのすぐ奥には、ノースリム唯一のロッジ。

その名も「グランドキャニオンロッジ!」

グランドキャニオンロッジのテラス

そのテラスからの景色がヤバイ!!

渓谷ビューのホテルですね。

貧乏旅行では無理だが、いつか泊まったる!

次に向かうはロッジからほと10分程で来れる、展望台。

ブライトエンジェル・ポイント

ブライトエンジェルポイント

壮大!

ノースリムの絶景

なんか大自然というか、すごすぎて距離感とかわけわからなくなります。

グランドキャニオンの絶壁

断崖絶壁に立つことも出来ます!

ちなみに絶壁の高さは平均1,200mほどあるようで・・・・

正直怖いです。しかも崖に近づくほどに風が強い!

覗きこむのはめちゃくちゃ勇気いります。

基本やめたほうがいいですね。

谷底を覗きこむ

それにしても天気がめちゃくちゃ良いので、標高2,500mほどの場所ですが暑いです!

壮大な景色を前に

ロッジのテラスからブライトエンジェルポイントへ続く道。

グランドキャニオン

アメリカの変な色のスポーツドリンクにも慣れてきました。

グランドキャニオンの日差し

とりあえず、爽快すぎて気分はあがります。

大自然に溶けこむ

ロッジ内散策。

グランドキャニオンロッジ

いつか泊まりたいグランドキャニオン・ロッジですが、部屋はこのとおり、ひとつひとつ離れています。

自然の中でプライベートも保たれて最高ですね。

ただキャンプもそれはそれで良いはず!!きっと。

続いて向かったのが、ケープロイヤル展望台。

ノースリムには5つの展望台があるのですが、こちらはサウスリムとは違ってアスペンの林が広がるカーブだらけの山道を行きます。

キャンプサイトやロッジからは車で40分ほどの場所です。

それだけに人も極端に少ないです。

ケープロイヤル展望台

大パノラマ渓谷が楽しめます。

ケープロイヤル

人もほとんどいないので景色をふたりじめするには最高のロケーショです。

何十キロも続く渓谷

地球を感じてしまうような、そんな力強さと怖さがありました。

ノースリムの大自然

耳を澄ますと・・・・風の音がキツかったです。

大地と青空

こんな場所でも気はところどころ生えています。

グランドキャニオンの大渓谷

そしてまたやってみました。

絶壁どこまで行けるか・・・・

ケープロイヤルの絶壁

ブライトエンジェルポイントに比べて更に風が強い。

断崖絶壁の渓谷

吹き上げる風に正直足が震えてこれ以上無理でした。

本当にドキドキです。怖いことはやめましょう。。。

ケープロイヤルのビューポイント

ケープロイヤルの見どころの一つでもあるエンジェル・ウィンドウ(天使の窓)

エンジェルウィンドウ

グランドキャニオンの大地は南に傾いているらしく、ノースリムより激しく侵食されているようです。

グランドキャニオン

確かにサウスリムよりも侵食・・・・されてるのか?もう渓谷見すぎてよくわからなくなってきました。

ケープロイヤルとエンジェルウィンドウ

夕暮れ時間になると皆ロッジに集まります。

夕焼けを見る最高のロケーションがブライトエンジェルポイントかロッジのテラスという・・・なんとも贅沢な感じです。

ロッジの夕焼け

しかし本日は雲がかかってキレイな夕日は見れませんでした。

グランドキャニオンの夕暮れ

そしてこの時間にまでなると・・・・寒い!

さすが標高2,500m。

太陽が隠れると一気に気温が下がります。

6月なのに5℃くらいまで下がります。

グランドキャニオンロージのロビー

そろそろキャンプサイトへ戻るところですが、最後にロッジに泊まった気分を・・・・

ソファーが最高に気持ちよかったです(笑

暖かなホテル

キャンプへ戻ると早速、焚き木!

もう辺は真っ暗です。

キャンプ初心者コンビにとっては火がつくだけでテンション上がったりします。

キャンプサイトで薪

料理は缶詰を熱しただけ(笑

これだけでも最高のディナーになりました!思い出の味です。

キャンプファイヤーで晩御飯

晩御飯の後は早々と寝ます。こういう場所だと日が暮れると何も出来ないんだなと・・・

そして寒い。寝袋で寝たことは今までも数回ありますが、こんなに温かいと感じたのは初めてです。

大自然恐るべし・・・

翌朝は4時50分起き!

ジョナサンカップルと一緒にグランドキャニオンでも一番標高の高い展望台(標高2,683m)、ポイントインペリアルに朝日を見に行きました。

朝日が登るのが5時15分、ポイントインペリアルまで30分・・・・・ヤバイ。

山道ラリーをした結果・・・・

太陽が顔を出した直後に到着!

来ました!なんとも力強い!

グランドキャニオンの朝日

少しずつ大渓谷に光が差し込み、紅くあかく染めていきます。

言葉では言い表せないような色の変化を魅せつけられました。

ポイントインペリアル

めちゃくちゃ寒かったですが、太陽が登るに連れて光の暖かさを全身で感じ取ることができました。

朝焼けに向かって

太陽のパワーすげー。

朝焼け

大地が変色していく様子。

朝日に染まるグランドキャニオンの渓谷

さらに明るくなり徐々に紅味が抜けていきました。朝日に染まる大地

数分もすると空が薄青に。

朝焼けのグランドキャニオン

朝一からこの場所に来ている方たちはほんの3組ほどでした。

中には有名なカメラマンの方も。

この独占感は車でしか移動手段がないノースリムならではかもしれません。

グランドキャニオンの大地が赤く染まる

リンダ&ともぶのレディース2ショット。

グランドキャニオンと美女
ノルウェー人カップル&ジャパンコンビ!

ほんの少しですがナイスなカップルと一緒に旅の時間を共有できて本当に楽しかったです。

やっぱり旅での出逢いって最高ですね。

世界遺産で友人たちと

キャンプサイトへ戻ると、朝飯前の運動!

リスと追いかけっこ(笑

リス

あちこちに結構います。

キャンプサイトのリス

朝食は、またしても缶詰!

パンとバナナもつけときました。

朝食

若干やり過ぎました。

薪で焦げる缶詰

ミニテントも斜めに寝れば190mの私でも足を伸ばせるので結構快適でした。

不思議なのが、寝袋もテントも折りたたむと元の袋に入らないという・・・そんな、初心者あるあるを体験しました。

朝のテント

グランドキャニオンは一泊だけ。

最後にノースカイバブトレイルをミニトレッキング。

ノースカイバブトレイル

この道をずっと行くと2,500m下の渓谷内まで行きます。

さらにはノースリムからサウスリムまでの横断トレッキングも可能です。

次回チャレンジしたい!
ハイキング

今回は最初の展望ポイントまで。

ココニノオーバールック

またここはココで違った絶景が味わえます。柵が全く無いので手付かずの風景ですね。

ハイキング途中の展望ポイント

ぼーっと、ただボーっと景色を、その先を見つめてます。

グランドキャニオンの絶景

アスペンは黄金色に染まるものだが、この辺りは若干オレンジ混じりに色気づくようです。

Rim to Rimの道

ここでジョナサン&リンダとはお別れ。

2人が無事ノースリムまでたどり着けますように。ファントムランチへの道

なんか馬が見えます。ロバか?

歩くのがしんど方の為に乗馬で渓谷内まで行けるようです。

晴天のグランドキャニオンでハイキング

この時間になると結構温かいです。

ハイキングコースに馬が来る

ロバですね。いや、馬かな?

馬でハイキング

という疑問をもったままグランドキャニオンの旅は終了。

国立公園を出たらひたすら南下します。

コロラド川を渡ってルート66の通る街、フラグスタッフへ向かいます。

グランドキャニオンを後にする

国立公園&グランドサークルの旅も半分が過ぎました。

今日も素敵な旅ができますように。

フラグスタッフへの道

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