グランドサークルの旅も中盤に差し掛かった今日このごろ。
国立公園でもなければ、パワースポットでもない。
ただ絶対に見ておきたい場所がありました。
アリゾナ大隕石孔(メテオクレーター)です。
隕石衝突時からほとんど変わらず残っており、ここまで風化されずに残っているクレーターは世界でもここだけのようです。
昨晩泊まった、フラグスタッフの街からインターステート40を東へ30分、Exit233で降りたら、ただ何もない1本道をひたすら20分程走ると着きます。
本当に何もないです。地表に衝突時周囲160kmの動植物を一瞬で死滅させた場所です。
看板が見えてきました。
入口に結構人がいるかと思いきや中はガラガラでした。
入口の看板には「UN FOR GETTAVLE 忘れない」「DON’T MISS IT 見逃すな!」と書かれています。
入場料は一人15ドル。
結構いい値段します。
なぜこんな場所に入場料?と思いましたが調べてみると・・・
ここは別名バリンジャー・クレーターとも呼ばれるのですが、その昔鉱山技師だったバリンジャーさんがここを隕石墜落現場だと証明するために土地を買い取って26年間も調査したことからそう呼ばれているようです。火口だと思われていたものを隕石墜落現場だと証明するのはとても大変だったようですね。
死後しばらくたってからやっと証明されたようです。
そして今はご家族の所有の土地になっています。
ということでおみやげコーナとかも結構充実しています。そこはしっかりビジネスしてるんですね(笑
何もないアリゾナの景色。窓のように壁がくり抜かれています。
そしてこの場所はアポロ計画の訓練場にもなっていた場所で、宇宙船みたいなものも展示されていました。
それはさておき、さっそくメテオクレーターを見に行きます。
圧巻でした。
直径は約1.3km
深さは約170m
衝突した隕石は45mです。
それが時速6万キロとも言われるスピードで衝突して1kmをゆうに超えるクレーターを創りだしたかと思うと・・・・
クレーターのちょうど真ん中にあるのが掘削孔。
バリンジャーが隕石は地中に埋まっていると確信して掘削した後が残っています。
ただ実際は、衝突と同時にほとんど気化してなくなってしまったようです。
クレーター内には降りられないのですが、少しだけ下に降りたところに展望台があります。
展望台には望遠鏡があるのでクレーターの内部をしっかり見ることが出来ます。
掘削孔ですね。
こんなところで26年間も隕石探してたかと思うと・・・、スゴイですね。
さて、併設の博物館へ。
少しですが展示物があります。
これが本物の隕石。触ることが出来ます。
石というか、もう鉄みたいな硬さでした。
重さは600kg以上あるとか。本当か?
クレーター内に降りた雰囲気を味わい写真まで取れるスポットが有りました。
ただ全くクレーター内の気分を味わえませんでした。(笑
少しの時間でしたが来て良かったです。大満足でした。
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