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アメリカ1番の秘境 !ザ・ウェーブ(The Wave)の絶景を見に行く

ザ・ウェーブ

アメリカを旅するなら絶対に見たい!!

そう願ってやまなかった、ザ・ウェイブ(TheWave)がもうすぐそこに迫ってきました。

しかし、その地を間近にしてもまだ最大の難関残っているのです。

その理由こそが秘境である所以でもありその存在の希少性を高めているのではないでしょうか。

目次

一日20人限定!現地でくじ引きする

ザ・ウェーブはアリゾナ州のバーミリオンクリフ国定公園に位置し、その景観を守る為に自然保護区として扱われています。

それ故、この地に足を踏み入れられる人数は1日20人!

インターネットの抽選で10人、

現地で行われる前日抽選で10人が選ばれます。

最近旅人の間で話題になり、TVを中心としたメディアでも取り上げ始められた結果、インターネット抽選はハイシーズンで100倍を超えることもあるぐらい人気が沸騰しました。

ということで、初めから現地抽選を1本勝負!

ともぶ「何日経っても当たらなかったらどうする?」

ダイ「俺くじ運ええから大丈夫や!・・・・・・・・・・・きっと」

根拠の全くない自信と、そもそもくじ引きをする場所を探せるのかという不安を抱えてBMLオフィスへ向かいました。

ザイオン国立公園編」での最後で、おばちゃんに不安しかない道案内をされた結果・・・・・

やってきました!BLMオフィス。

確かにありました、ペイジとカナブのちょうど真ん中くらいに。

何故こんなところに作ったのかは謎しか残りませんが、無事着いた事にただただホッとしとります。

BLMオフィス駐車場

道路を脇に看板が見えます。

横に置いてある骨は・・・・・・さて何を示しているのか(汗

PARIA STATION 8時~4時15分オープン

余裕をもって8時過ぎに着きましたが、既に待っている車がちらほら・・・

戦いは既に始まっているのか?!

参加者の車の列

といってもオフィスオープン時間の8時半までスタッフが来ず、小屋のまわりをうろうろして待つばかり。

オフィスは結構こじんまりとしています。

オフィスのカウンター

まずは申込書記入。1グループ単位で申し込みます。

許可書取得申請書記入

今回は50名程でした、倍率5倍!!!

大体2人~4人組ですが、中には1人の方や5人以上の家族やグループもいました。

ちなみにくじ引きは代表者だけが来ていればいいので、オフィスには半数くらいしかいませんでした。

「当りそうで当らない倍率やな」

ともぶ「でも5日いれば当るんちゃう?」

「いや、今日当てようや」

ともぶ「しゃーなしやで!祈りながら申込書渡すわ」
ザ・ウェイブ許可書申し込み

「?!」

「抽選ってこれ使うのか?」


許可書抽選会

そうです。結婚式の二次会によく登場するビンゴです!(笑

緊張感が・・・・・ない。

ビンゴでくじ引き

今回は18グループ!

一回目「No・・・4」、2人組。

あと8人!

2回目「No・・・12」、6人組。

なにー!!!

あと2人!

3回目「No・・・5」3人組。

チーン。

ハズレた・・・・

いや、待てよ!2人のところに3人組やとどうなるんや?

スタッフ「1人抜けるか、みんなであきらめてほかの方に譲るかしてください」

(おー、熱い!これは巡ってくるパターンちゃうか?!)

3人グループ(相談)

・・・

・・・

・・・

「1人抜けます!」

(えっ、そうなん!そこは友情貫けよ!)

と心の声もむなしく響き、本日あっけなく敗北。

「明日はきっと当る!!今日は近くの見どころ探そう!」

ということで次の町ペイジへ向かうことに。すると田舎の一本道が片側工事の為まさかの渋滞。

どんだけ付いてないねん!

89号線の渋滞

ただ時間はある!

のんびりいこう。

ペイジからのBLMオフィスへの道

ということで、この日は「アンテロープキャニオン」と「ホースシューベンド」を満喫。

仕切りなおして次の日再チャレンジ!!

9時抽選のところ寝坊して8時58分にギリギリ駆け込むというハプニングを乗り越え・・・

thewave抽選会2日目の様子

結果・・・・

・・・・・

・・・・

コヨーテビュートへの許可書GET

BINGO!!!

当りました!2日目にして当選!

「オシ!やったな!!」

ともぶ「いよいよやね」

と喜びを爆発させようとした時、同日に当選したカップルが抱き合いながらキスしながら半泣きになりながら喜んでるのを見てなんか妙に落ち着いてしまいました(笑

グランドサークルの全体地図

とりあえず手続き。

日本のガイドブックには必ずガイドをが雇って行くようにと記載がありました。

ちゃんとした道がない上に目印も少なく、砂漠で迷うと命が危ないと・・・・

ということで、さすがに今回はガイドを雇おうかなと思っていたら他のグループからはガイドを雇う素振りが全く見えなかったので、大丈夫かなと思いつつガイド無しで挑戦!(基本は雇ったほうが良いと思います)

但し、水は一人最低1ガロン(3.6リットル)持っていけと言われました。

荷物はなるべく少なくしたかったので、「マジか?」と思いつつも内心びびってたので二人でしっかり8リットル持って行きました(笑

申請書受け取る

ちなみに入口からTheWave全体地図がこれ・・・・不安しか無い。

やっぱりガイドいるか?!

ザ・ウェーブまでの地図

許可書GET。

許可書GET

ビンゴのお姉さんと記念撮影。

BLMオフィスのスタッフと撮影

翌日に向けて気合い十分

ペイジからコヨーテビュートへ向かう途中にあるレイクパウエルの岩。

レイクパウエル

結構デカイらしい、近くに行くのに入場料かかるから遠くから写真をとってオシマイ。。。。

レイクパウエルに浮かぶ岩

冒険の日!ザ・ウェーブを攻める

前夜に喧嘩してしまった二人。寝起き最悪。

これ本当に今日ザ・ウェーブ行くのか?という空気が漂いだしたのでそこから1時間もの緊急会議の上なんとか仲直り(笑

水、スポーツドリンク合わせて8リットルとミニおにぎり&バナナを引っさげて「いざ!出発!」

朝食のパンとパスタ

朝食のパンとパスタ

ペイジから車で40分ほど89号線を走り、そこから未舗装の道路を20キロほど行く。

凸凹道がゆえに、20キロも出すと車がガタガタ音を立てて跳ね上がる。

雨が降るとぬかるんでタイヤがとられるどころか、小さな川が出現するとか・・・

確かに何もなければこんな場所人が訪れる訳無い。

しかし、この道の先にバーミリオンクリフ国定公園がある。

さらにそのノースコヨーテビューの奥地に目指すべきザ・ウェイブがあるのです。

バーミリオンクリフ国定公園への未舗装道路

奥へ進むにつれて道が悪くなってきます。

バーミリオンクリフ国定公園の駐車場

入口の駐車場、既に他のグループは出発しているようです。早朝に行くつもりが朝のケンカのお陰で出遅れる。

入館署名署名箱

これは、注意事項でしょうか?でも署名?

トレイルの注意事項

それとも「死んでも訴えません」的なやつでしょうか?

どちらにしろ身が引き締まります。遭難のためかもしれないので確り記入!

署名中

ザ・ウェイブへの署名

出発地点。とりあえず注意事項で地図が書いてあるようですが・・・・

わかりません。

Wire Pass Trailhead

これもわかりません。

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Keeping It Wild

えーっとこの看板は・・・、なんとなくこの地形が出来た歴史が書いている気がします(笑

コヨーテビュートの生まれた行程と歴史

地図片手に出発です。

この辺りは砂です。

先の人の足跡が残っているので楽勝!!

地図片手に砂の道を行く

矢印も出ているので楽勝!!

矢印の方向へ険しい道を探検

スタートからすぐ、なんか気をつけろ的な看板な気がします。

足あとがわかりにくくなってきました。

砂漠へ入る前の注意事項

ここから先は、許可書がないと進めない。

もし入ったら罰金だ!と言ってる気がします。数字から見るに50万円の罰金でしょうか?

何にしろ本当のスタートはここからなようです。

許可書なしに侵入すると罰金

スタートから5分、既に道という道はなく植物の間を歩いていきます。

「この道を行けばどうなるものか 危ぶむなかれ 危ぶめば道はなし
踏み出せばその一足が道となり その一足が道となる 迷わず行けよ 行けばわかるさ」

とアントニオ猪木が言ってた言葉が頭に浮かんだり浮かばなかったりしながら突き進みます。

コケの生えた道

結構大きな砂岩がゴロゴロあります。

砂岩の間を行く

ペースはゆっくり、しかし着実に進む事が目標です。

ザ・ウェーブを目指す

道が現れるとホッとします。

入口付近は少し手が加えられてるエリアのようです。

リュックを背負い突き進む

ここが最後の看板です。

ここから訳4キロほどの道のりになります。

自然保護区の中へ

冒険のニオイがプンプンしてきました。

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全く人の気配が無いので清々しい半分、本当に辿り着けるのか?という不安と興奮が入り交じっています。

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少し行くと一気に満ちが開けます。

なんとなく草と草の間が道なきがする・・・・

とりあえず山を超えます。

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まだ1時間も立ってないですが、結構山を登ったり下りたりするので体力の消耗は激しいです。

唯一良かったのは曇っていたということです。

晴れていると40度を超える灼熱の太陽のなか彷徨うという事もあるようです。

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最初の山を抜けると視界が一気にひらけます。

坂の上を歩く道が近そうですが、斜面が急で結構危ないので一旦下に降りてなるべく平地な道を選んで進みます。

こんなところで怪我でもしたらシャレにならん!

と、結構慎重でした。

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骨?!

骨ですよね?

ワザとか?なんなんだここは!
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しばらく進むと見えてきました!2つの小山が!

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これはわかりやすいポイントです。

右の山の脇を抜けるって書いてありました。

こうしたひとつひとつのポイントをクリアしていくと嬉しくなります。

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少し進んでは写真をとったり、地図を確認したり水分補給をしたりとこの辺りではまだ、結構トレイルを楽しんでいました。

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ともぶも結構余裕の表情。

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ひとつ、ポイントを抜ける度に広がる壮大な景色に圧倒されたりすることも。

ただなんか空が怪しい。

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砂漠というかサバンナみたいな感じです。行ったことないけどw

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この辺からですね、地図と一致しなくなってきたのは。

どっちへ進めばいいやら・・・・

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とりあえずこの山登ればまた次の地図ポイントが見えてくるかなと思いつつ、まっすぐ向かうことに。

thewave41山に近づくと・・・・

「これ行くんか?ホンマにこれ登るんか?」

ともぶ「でも間のくぼみ、人が通ってそうじゃない?」

「砂や岩が流れ落ちた後にも見える・・・」

ともぶ「いや、なんか行ける気がする」

と、根拠の無い自身がともぶの凄いところでもあるのですが、やっぱりいざとなれば背負ってでも連れて帰らないとイカンなと思ってのでこの道は大変かも思う自分もいたりで悩ましい選択です。

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しかし、なんかこのウネウネ感、誘われてる気がします。

「こっちの方向にあるよ」と言われている気がします。

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こんな足場です。

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結構斜めってます。

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半分昇ってきた道を見返します。

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・・・・「既にどこから来たかわからん!」

と、更に不安になりつつ。

そんな時は・・・

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バナナを食べよう!!

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精神的に弱気になるのは体力が落ちてきているからだ!!

しかりエネルギー補給だー!と言わんばかりにバナナを食べるも・・・なんか不安だ(笑

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ともぶは、バナナのおかげで最後まで登るき満々!

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ちなみに現在登っている山の地層を近くで見るとこんな感じです。

岩というか、砂の塊ですね。風が削った後のようです。

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そして、遂にこの山を登り切りました!

そしてともぶの一言・・・

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ともぶ「うん、この先行けなーい!」

・・・・チーン。

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潔く戻ります。

さすがに子どもやご年配の方もザ・ウェイブにたどり着いているということやし、こんな危ない所登らんか・・・と後になって思う。

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改めて、よくココ登ったなと思う。

降りるの結構怖いし。

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しかし、収穫はありました。

山から見える景色。遠くに見える山の真ん中の少し左にあるくぼみみたいな所!

あそこ!地図にあるザ・ウェイブへのポイントではないか?!

これはたどり着ける気がしてきた!


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うん、よく登った。本当に冒険してる感出てきた。

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さぁ、気を取り直したところで最終目的地へGO!

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この時点で既にでこぼこ岩山を2時間以上歩いているので結構疲れも溜まってきていますが、ザ・ウェイブのポイントが見えたことで足早になってきました。

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テンション上がっとります。

まだ距離はありますが、見えると一気に気が楽になり足も軽くなります。

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こんな砂漠地帯にも花が咲いている!といことに感動したりしながら進みます。

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そしてたまに後ろを振り返る!

帰りのみち・・・まぁいいか。

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「もうダメ休憩!」

最後の坂を登るところで、ともぶがとうとうエンスト。

すぐそこに見える目的地の前で休むなんてなんでや!と思いつつ、ともぶの顔を見るとかなり辛そう。

そうりゃそうか、3時間も歩いて来たんや。

初めこそ、ともぶのペースでゆっくりと思ってたものの、

ゴールが近づくに連れて足早になっている自分に頑張ってついてきてくれたんや。

危なかった。

リアルにダウンさせてしまうところやったと反省しつつ、

ザ・ウェイブの真ん中で食べようと言っていたオニギリを解禁!

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大自然が創りだした絶景!ザ・ウェイブ到着!

少し眺めの休憩をとって、ラストスパート!

すると・・・

来たよ・・

来たよ

キター!!

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この光景!

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この砂!
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砂の彫刻と言わんばかりに鋭くエグれた形の岩山が出現!

thewave83ジーっと見る。

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なんかもうよくわからんくなってきた!

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ただただスゴイ!

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?!

人や!

人がおった!!
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この環境で人に会える喜び!!

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そして、さらに奥へ向かうと、更に鋭利に削られて細く曲がった道が。

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もう、溶け込みたい!この自然に!

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平衡感覚がちょっとおかしくなりそうな感じです。

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そして、先に行ったグループたちが休んでいました。

そうです、ここです。

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この中心地が求めていた、「ザ・ウェイブ(The Wave)」です。

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とうとう、立ちました!

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オニギリも食べました!(笑

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二人でやり遂げました!

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すると、ちょうど天気が晴れてきました!!

「マジか!」

最高のタイミングです!

テンション上がってきました!


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走るだけで楽しめます!

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飛ぶだけで楽しめます!

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はしゃぎ過ぎると、ダウンします。

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僕ら2人がはしゃぎだしたからは、のんびり景色を見ていた他のグループの人達も、走ったり飛んだりして写真を撮りだしました。

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時間を忘れて、写真を撮りまくりました。

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さて、帰りますか!

炎天下の中、帰りのスタートは他のグループと合同で。

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帰りも大変なので気をつけなければ行けませんが、なんかまたテンションが上がってきました。

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行きはどれだけかかるかわからない不安からちびちび飲んでたドリンクも、帰りは豪快に飲み干す!

ヌルい!
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岩を積み上げる。こんな目印、マンガの中だけかと思っていたけど本当に役に立つ!

何より安心感ハンパない!

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温すぎるスポーツドリンクがうまくてたまりません。

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もうすぐ帰れると思うとなんか切ない。

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到着!!

無事到着!!

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よし!無駄にカロリーを摂ろう!
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ということで、ザ・ウェイブ制覇のご褒美はマクドナルドのアンガスバーガーにしました。

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今日はまさに絶景!そして不思議な体験。

よし、二人でもっともっとすごい冒険をするぞ!!

アメリカ横断最高!

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